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私募不動産ファンド運用の持ち株会社 東証1部上場
パシフィックホールディングス株式会社など3社
会社更生法の適用を申請 負債3265億2200万円
「東京」 パシフィックホールディングス(株)
(資本金196億3947万4550円、千代田区永田町2-11-1
代表織井渉氏ほか1名、従業員171名)と子会社のパシフィックリアルティ(株)
(資本金1億円、同所、代表秋澤昭一氏)
(有)パシフィック・プロパティーズ・インベストメント(資本金300万円
同所、秋澤昭一氏)の3社は、3月10日に東京地裁へ
会社更生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は渡邊顯弁護士
(港区虎ノ門4-3-1、電話03-5405-4080)ほか3名。
保全管理人は前田俊房弁護士
(千代田区神田須田町1-2、電話03-5296-7676)。
パシフィックホールディングス(株)は、1990年(平成2年)3月に設立。
95年4月に商号をパシフィックマネジメント(株)に変更し
投資家から出資を受けて不動産投資ファンド事業を主力としていた。
その他、アセットマネジメント事業およびデューデリジェンス事業で構成される
不動産投資コンサルティングサービス事業などの不動産投資事業を展開。
2001年12月に株式を店頭公開(現・ジャスダック)
2003年9月には東証2部上場、さらには2004年10月には
東証1部に上場するなど、不動産私募ファンドの大手としての地位を
築いていた。また、不動産私募ファンドのみならず、グループで
2004年3月には日本レジデンシャル投資法人
2006年9月には日本コマーシャル投資法人などでJ−REITも運営
2007年11月には年収入高約196億4700万円をあげていた。
その後、2008年6月には持ち株会社に移行し、現商号に変更するとともに
事業内容もグループの経営・事業戦略の立案
実行やグループの経営管理などに移行していた。
しかし、サブプライムローン問題に端を発した金融機関の融資姿勢の
厳格化および不動産市況の急速の悪化に伴い保有不動産の売却が進まず
資金繰りが悪化。また物件購入見合わせによる違約金の発生や物件売却に
伴う損失計上を見込み、2008年11月期では当期純損失約180億円に
業績を下方修正。この間、財務体質の強化を図るべく2008年7月には
(株)大和証券グループ本社による資本参加の基本合意を締結し
9月末を目処に協議していたが、最終合意には至らなかった。
11月には第三者割当増資による資金調達を発表したが
優先株式による調達資金約468億円のうち、現物出資を予定していた
社債約270億円の払い込みはなされなかった。
その後、新たに470億円の優先株式発行による増資交渉を
進めていたものの、2008年11月期に大幅な赤字決算となり債務超過に
転落したことから、金融機関からの借り入れに関し財務制限条項に抵触
継続企業の前提に関する注記がなされるなどしたことで
その後も増資交渉が難航。監査法人からは意見不表明を受けるなど
動向が注目されていた。
負債はパシフィックホールディングス(株)が約1636億4600万円
パシフィックリアルティ(株)が約994億2900万円
(有)パシフィック・プロパティーズ・インベストメントが
約634億4700万円で、3社合計では約3265億2200万円。
なお、今年の上場企業の倒産としてはトミヤアパレル(株)
(大証2部、2月会社更生法、東京都)に次いで今年12社目で
08年度としては43社目となる。
グループ合計の負債としては(株)SFCG(負債3380億4000万円)に
次いで今年2番目の規模となる 。
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